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外分を捨てたおばあさん恐るべし!

先日の土曜日、団地にある自宅から街中に出ようと、バス停の一番前でバスを待っていました。すると、80代と思しきおばあさん、おじいさんが一人ずつ5人ほど列に並んできたのです。私は「今日は、なんだか年配の方ばかりだな~」と思いながらバスを待ちました。
その後、予定時刻より10分程遅れて、ようやく100メートル先にバスが見えました。「やっと来たー!」思いながらこちらに向かって来るバスをよく見ると、立ってる人もいて、以外に混雑しています。そして、そのバスは私の前を通り過ぎて、数メートル後ろに停車したのでした。
すると、並んでいた内の一人が、順番を無視してバスに乗り込もうとしているではありませんか。私も入り口に急ぎましたが、すでに、私の順番は1番ではありません。一瞬、「注意をしたほうが良いのでは?」という考えが頭をよぎりましたが、認知症ではないかと思えるような高齢者をつかまえて、本気になるのも気が引けます。結局私は、3番目にようやくバスに乗り込んだのです。
バスに乗り、吊革に捕まっていると、横入りしてきたおばあさんも、「早く譲ってくれ」と言わんばかりに、いすの前の取っ手にしがみついています。すると、その席に座っていた20代前半ぐらいの男性が、サッと無言で席を立ち、運転席近くのほうへ行ってしまったのです。結局、その男性は降りたのではありませんでした。席を譲ったのです。その後、その席に真さっきに座ったのは、例のおばあさんだったことは言うまでもありません。
ことわざで「一念岩をも通す」という言葉がありますが、外分を捨てたおばあさんの「席に座る執着」は、「凄い」の一言でした。